葬儀社が超低温冷凍庫でドライアイスを保管するメリットは?

あまり一般的ではありませんが、葬儀にドライアイスは必需品です。ご遺体を保管する時はほとんどの場合、ドライアイスを当てて腐敗を防ぎます。また、ドライアイスは、遺体と一緒にしたまま火葬しても有害ガスが出ないというメリットもあります。

このように葬儀に必要なドライアイスですが、保存が難しく、在庫を抱えると数日で昇華して(溶けて)しまいます。

ドライアイスは、そのまま常温の場所に置いておくと、外気温・湿度・風の影響を受けて溶けていきます。また、-20℃の一般の冷凍庫に入れても、ドライアイス自体の温度が-78.5℃なので保管することができません。ここでドライアイスの保管用に開発されたのが、-80℃の超低温冷凍庫や-70℃の超低温冷凍庫です。

-70℃の超低温内では、144時間(6日間)で約-24.9%
-80℃の超低温内では、144時間(6日間)で約-17.8%という驚異的な(ドライアイスの)昇華率であり、また、その差は僅か7%なので、-70℃の超低温冷凍庫は経済的なドライアイスの保管にお勧めです。
 
このように、常時在庫を抱えておかなければいけない葬儀社さんにとって、超低温冷凍庫は強い味方なのです。
 


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